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HIRAIZUMI

ここにいると、なんだか落ち着く…

平泉に訪れた時、こう感じたことがある方が多いのではないかと思います。

ここ平泉の“空間”は、他とはちょっと違う感じがするのです。

 

そう。ここでは自然と五感が研ぎ澄まされ、心身が解放されていきます。

草木や土の湿気っぽい香りがする。

雨の匂いだ。

西の空から陽の光がまっすぐ差し込み、きらきらしてキレイだな。

鈴虫が鳴き始めた。

季節の変わり目の儚い感じがする。

境内にある木々に触れるとパワーがもらえる気がする。

平泉で食べたものは、あたたかく優しい味がする。

それぞれに感じ方があるかと思いますが、季節・時間など、その瞬間に感じる一つ一つが心身を癒してくれるはずです。

そんな平泉が現在(いま)に存在する理由。

西暦850年。天台の僧、慈覚大師・円仁がこの地を訪れ、中尊寺・毛越寺を開山して以来、1200年もの間、受け継がれ、残ってきた場所。

奥州藤原氏がこの地を拠点とし、仏教を元とした、仏さまの住む浄土の世界を現世に築き上げました。これが平泉の素となる部分です。

奥州藤原氏、初代・清衡公が晩年に書かれた『中尊寺建立供養願文(ちゅうそんじこんりゅうくようがんもん)』。

これには、争いごとの絶えなかったこの地に、敵味方関係なく、人だけでなく動植物など犠牲になったあらゆる命が皆平等に清められ、この地が浄土として【平和】になるようにとの平泉建設への強い意思が込められています。

また、この願文に「諸仏摩頂の場(しょぶつまちょうのにわ)」という言葉が出てきます。これは、仏様たちが「よく来た。よく来た。」と、私たちをあたたかく迎え入れてくれる、そういう場所なのだということ。

優しく包み込んでくれるような…

大丈夫だよ、安心していいよ、と言ってくれるような…

ほっとする、安らぎを感じることができるのは、この清衡公の思いが現在いまに届いているからではないでしょうか。

昔も今も

そして、これからも…

願い・求めるものはいつの世も同じ。

【平和】そして【安らぎ】。

私は、そんな平泉を次の100年へと伝える。そのお手伝いができればと思っております。

皆様とともに、楽しみながら今後も活動を続けてまいります。

毛越寺一山 寿徳院住職 南洞法玲

私は平泉の地で生まれ育ち、いつもそばに中尊寺毛越寺がありました。

小さい頃は、ただ「平泉が好き・・・」という思いでしたが、結婚を機にまた平泉で暮らすことになり、ますます平泉の素晴らしさを実感しています。

それは、この地に平和の理想郷を開こうと受け継がれてきた、浄土の心。たとえ争いや辛いことがあっても全てを受け入れ、相手を思いやる心。優しい、温かいだけではなく、誰もが安らぐほっとする地だということ。どんな時でも変わらぬ風景、広い心で受け入れてくれるようなほっとする場所。生きていくうえでとても必要な場所であると気付きました。

平泉の思いを、一人でも多くの方に知っていただきたい…。訪れてほしい…。

そんな想いからほっとできるサロンを作り、ほっとする時間を味わっていただいております。

平泉を知っている方も、まだ訪れたことのない方も、是非平泉の地に触れて、心豊かな時間を過ごしてほしいです。

The earth Cafe

心と体と地球を想う

ヒト、コト、モノが集う場所